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諫早公園をてっぺんまで登っていくと、

見事なクスノキがあります。

樹齢は600年以上だそうで、

ものすごく大きくて、なんとも言えない迫力があります。

 

ふもとの眼鏡橋のあるところから見た感じと違って

登ってみると案外きつい階段を登って、

久しぶりにクスノキや、

藤棚、つつじの木を眺めていたら

ふと、木たちがおしゃべりする光景が浮かんできました。

なので恥ずかしながら物語を書いてみたいと思います。

 

 

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『クスノキくんとふじちゃんとつつじちゃん』

 

 

むか〜しむかし

 

諫早のある山の上で、

小さなクスノキくんと、ふじちゃんと、ツツジちゃんが

とっても仲良く遊んでいました。

 

 

ドッスーン!ドッスーンと

クスノキくんは軽々と山の上からふもとまで飛び回ります。

ふじちゃんは、

その長いつるを天まで伸ばしたり

大きく振り回してきらびやかにおどって見せます。

つつじちゃんは

コロコロコロコロ 山の上から下までころげ回って笑います。

 

そんな仲良し三人組でしたが、

 

ながい、なが〜い年月がたち、

 

クスノキくんは

大きくなりすぎて山のてっぺんからもう 動けなくなってしまいました。

 

 

「どうしたの?もっとあそぼうよ!」と、つつじちゃんが言いました。

 

するとクスノキくんは

「もう何年たったのだろう?ぼくは大きくなりすぎて、もう動けなくなった。

これからは、この山のてっぺんで町の人達を見守る事にするよ。」

と言いました。

 

それを聞いたふじちゃんは、

「そうね。長いあいだ、私もすごくよくあそんだわ。

私もこれから、ここに藤棚を作って町の人たちのいこいの場になるわ。」

と言いました。

 

するとつつじちゃんがいいました。

「じゃあ私は、たくさん子どもを作って

てっぺんから山のふもとまで、たくさんの人が見に来てくれるような花を咲かせるわ。

そして、いつまでもこの町の人達が幸せでいられる様に皆んなで見守りましょう。」

 

そうしよう、そうしようと

みんなで顔を見合わせてわらいました。

 

それからずっと

大きなクスノキとふじとツツジの花は

今の場所から諫早の町を見渡せる場所に立っています。

 

 

 

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